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好古

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2007年 04月 13日

風邪ひいた!

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私は風邪の類をひかないのが密かな自慢で、おそらくもう20年近くは無縁だった(あるいは、ひいたとしても自覚がないほど軽微なものだった)のですが……今年はついに、風邪(もしかしたらインフルエンザ?)に罹ってしまいました。

9日の夜頃から少し鼻が愚図り出し、いつもの軽い花粉症症状かと思っていたのですが、翌日の朝起きると、喉が痛く、微妙に悪寒が出始めました。

往生際悪く「悪寒は気のせい」と思い込もうとしたのですが、症状がじわじわと悪化していくのがわかるので、仕方なく熱を測ってみると、37度台前半。
ああやっぱり熱が出てるんだ、でも微熱だから大したことないわ~と思っていたのですが、病気って、自覚した途端に弱気になるせいか、グッと症状が進んじゃうものですね。
あれよあれよという間に38度台になり、頭痛・鼻水・鼻づまり・のどの痛み等等、典型的な症状のため、以後3日間、苦しみ続ける破目に。
寝込むほどではなかったのですが、特に頭痛が辛くて、寝るでもなく起きるでもなく、ぐったりとしたままほとんど何もできませんでした。
看病してくれる人のいない、シングルの身の上なので、症状を抑える薬が欲しくて、行きつけの近所の病院までフラつきながら行ってみた所、なんとその日に限って、医師が学会のためとかで、休診。他の病院に行くこともできず、買い置きの薬もないので(薬嫌い)、ただひたすら、ハニーレモンのお湯割をがぶ飲みしながら、症状の治まることを祈り続けてました。
仕事が終わった直後で、本当によかった……。

で、一体いつウィルスをもらってきたのかと思い返してみて、気付いたのが6日早朝の出来事。
これまたかなり久し振りに、胃の中が空っぽになるくらい嘔吐したのです。

更に記憶を遡ってみると、その前日の夕方、肌荒れを見てもらうために、近所の皮膚科に行ったのですが、そこは(例の休診だった)内科も併設されているところで、待合室には「風邪が酷いんで診てもらいに来たんですよ~」なんて言ってる患者さんがいたんですよね。

うむむ。やっぱりコレでしょうか?!
それから半日後に先ず嘔吐の症状が出て、他の症状が出るまでに更に3日、潜伏期間があったんでしょうか?

風邪の症状に苦しんでいる間、思ったのが、風邪をひいても薬を飲んで仕事を続ける人たちのタフさ。まぁ、風邪ひいてるのに職場に行って、他人に風邪を伝染す可能性がある是非はおいて置くとして(笑)、こんなにシンドイのに、それでも頑張って自分の責任を果たそうとするのは、本当にスゴイなぁと思います(それとも風邪薬というのは、少なくとも辛い自覚症状はほとんど無くなってしまうくらい、強力なものなんでしょうか?)。私は家にいても、全く何もできませんでしたよ!

そしてもう一つ考えたのが、当たり前のことですが、健康の有難さ。
休診の病院から帰宅する途中、一番辛い頭痛だけでも何とかしたくて、ドラッグストアで市販の痛み止めを購入したのですが、副作用が嫌で弱めのものを買ったせいか、飲んでも全く効かなかったんですよね。
一日中、微妙な頭痛を抱え続け、超がつく悲観的な私は、「この頭痛が、ただの風邪に拠るものではなかったらどうしよう?風邪がきっかけで、慢性的な頭痛の症状を得てしまったのだったらどうしよう?」と、ずっと暗い気持ちでいました。
少し前、出産を境に、「線維筋痛症」という、全身に痛みを抱える原因不明の病気を抱えてしまったアナウンサーが自殺したというニュースがありましたが、痛みというのは、本当に人の気力を弱くさせるものだなぁと実感。治療法や抑制法があるのならともかく、いつ果てるともしれない痛みを抱え続ける状態になってしまったら、たとえわが子という大切な存在を得たばかりの母親であっても、死というものにしか縋ることができなくなってしまうほど辛いものなのでしょうか……(痛み以外の要因もあるのかもしれませんが)。
幸いにも私の場合は、2日半ほどで頭痛からは開放されましたが。

ふだん無縁なせいで、おそらくは「たかが」の風邪ごときで、かなりビビってしまった私。
いや~、もう、二度とひきたくないです。

でもたぶん……歳をとるにつれて、風邪をひく可能性は、高くなっていくんだろうなぁ……。

by sumena | 2007-04-13 12:24 | 私事


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